7月25日:聖書が示す個人的終末-死後の世界1-

メッセージ
聖書の教える『死後の世界』とは?!

死は、普段考えていなくても、頭の片隅にあって、時に大きなモンスターとなっておそってきます。
全てを残し死んでゆく、死後、この世界と関係がなくなり、何もかも置いたまま、やがて忘れ去られる時が来る、虚しさ!・・・本当でしょうか?
さて、以下の中に間違った考えがあります。

「死んだらおしまい」「過去生から続く現生」「霊魂の不滅」「死後、天国か地獄に行く」「死後は無の世界」「肉体が滅び、脳も機能しなくなり、記憶は消える」「死後の世界は自分の力ではどうにもできない」
さて、どの考えがまちがいでしょうか?

死とは何ですか?

旧約聖書には、霊魂と肉体の分離について書いてあります。

彼女が死に臨み、そのたましいが離れ去ろうとするとき、彼女はその子の名をベン・オニと呼んだ。しかし、その子の父はベニヤミンと名づけた。

創世記35:18

神である主は土地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。そこで人は生きものとなった。

創世記2:7

肉体が朽ちた後、生前の記憶はどうなってしまうのでしょうか?
実は記憶は記録(いのちの書)され、霊魂にバックアップされて記憶されているのです。

また、人をそれぞれのわざに従って公平にさばかれる方を父と呼んでいるのなら、あなたがたが地上にしばらくとどまっている間の時を、恐れかしこんで過ごしなさい。

Ⅰペテロ1:17

また私は、死んだ人々が、大きい者も、小さい者も御座の前に立っているのを見た。そして、数々の書物が開かれた。また、別の一つの書物が開かれたが、それは、いのちの書であった。死んだ人々は、これらの書物に書きしるされているところに従って、自分の行いに応じてさばかれた。
海はその中にいる死者を出し、死もハデスも、その中にいる死者を出した。そして人々はおのおの自分の行いに応じてさばかれた。

黙示録20:12-13

死後の世界は、今の私たちが各自で決められます

過去生があったり、輪廻転生してまた生まれ変わるというのは間違いです。
何度生まれ変わったとしても、自分の失敗や罪を自分で帳消しにする事は出来ません。イエス・キリストが私たちの全ての罪を、肩代わりして下さったのです。
それをただ受け取るだけで、『子羊のいのちの書』に名前が記されます。

ルカの福音書16章には唯一、死後の世界が書かれています。
ここで「ある金持ち」とイエスは話し始めていますが、「だからこの話はたとえ話なんだ」という人がいます。
ですが、そうではありません。

この金持ちも、そしてラザロ(こちらは実名が出て来ます)も当時の人たちが良く知っている人物だったのです。
ハデスへ行った金持ちを思いやったイエスは、敢えて実名を出さずに話されたのでしょう。
イエスの話される実話は、固有名詞と場所が必ず出て来ます。

ある金持ちがいた。いつも紫色の衣や細布を着て、毎日ぜいたくに遊び暮らしていた。
ところが、その門前にラザロという全身おできの貧しい人が寝ていて、
金持ちの食卓から落ちる物で腹を満たしたいと思っていた。犬もやって来ては、彼のおできをなめていた。
さて、この貧しい人は死んで、御使いたちによってアブラハムのふところに連れて行かれた。金持ちも死んで葬られた。

ルカ16:19-22

ちりはもとあった地に帰り、霊はこれを下さった神に帰る。

伝道者の書12:7

死後の場所、シェオール(ハデス)

この場所は二つの領域に分かれていて、その間を行き来することは出来ない様です(ルカ16:19〜31)。
ちなみにシェオールはヘブライ語、ハデスはギリシャ語で、ともに同じ場所を指しています。死者の魂が留まる場所なのです。
シェオールの上層部は、第三の天(パウロが行きました)、パラダイスとも呼ばれています。
義人(正しい人、神を信じる人)の魂が行く場所は、苦しみのないこちら側です。

シェオールの下層部は一般的によみ(陰府)とか、ハデスと呼ばれています。
炎に包まれた暗闇の世界です。

”死んだらおしまい”ではない

地のちりの中に眠っている者のうち、多くの者が目をさます。ある者は永遠のいのちに、ある者はそしりと永遠の忌みに。
思慮深い人々は大空の輝きのように輝き、多くの者を義とした者は、世々限りなく、星のようになる。

ダニエル12:2-3

人間の希望が、「霊魂不滅説」や「プラトン的二元論」を作りだしました。でもそれらは間違っています。

人間は霊魂と肉体との結合より成るとみなし,霊魂は肉体が滅びたあとも永遠に存在し,未来の生活をもつという説で,不死説の一種。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「霊魂の不滅」の解説 より

全てのもの(万物)は、《イデアの世界》と《感覚で捉える世界》という二元論で構成されている、というプラトンのイデア論。
イデアは英語のIdeaの語源ですが、「考え方」や「思いつき」「概念」という現在の言葉より、もっと深い意味があります。
イデアを定義すると、理性による思考能力のことであり、「真の実在」という意味。

一般社団法人 数理暦学協会のHPより

マタイ25章46節には『 こうして、この人たちは永遠の刑罰に入り、正しい人たちは永遠のいのちに入るのです。』とあります。
刑罰も、永遠のいのちと同様永遠なのです。

煉獄も作りばなし!

煉獄はカトリックの作り話です。ハデスが現実なのです。

死後の体

血肉のからだで蒔かれ、御霊に属するからだによみがえらされるのです。血肉のからだがあるのですから、御霊のからだもあるのです。

Ⅰコリント15:44

死後は御霊の体になります。
よく聖書では、死んだ人の事を「眠っている」と表現しますが、あれは地上の体のことを指しています。
携挙があり、艱難期があり、大審判の前に全ての人が霊魂の体になります。そして、イエス・キリストに信頼しない人は、朽ちない体を持ってゲヘナで永遠に苦しむのです。
是非、今イエスの救いを受け取りましょう!!

※より詳しい音声と動画は、youtubeよりお聞きください。

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