5月3日:「天国人として生きる」勧め

メッセージ

新型コロナウィルスには十分警戒しつつ、イエス・キリストのご再臨がスタンバイしている今、どのような生活をしていったら良いのでしょうか? やるべきことがいろいろとあります。
残された日々、現実の具体的な1つ1つが未来につながっていきます。そして、まもなく与えられようとしているプライズ(報い)を受け損ねることなく、「よくやった、良い忠実なしもべよ!」と喜んでいただきましょう。

イエス・キリストの再臨直前

今はどんな時期か・・・?!

キリストの再臨には3セットの前兆があります。疫病、地震、飢饉です。
パウロでさえも、自分の生きている間に再臨があると期待していました、が、叶いませんでした。

私たちはとてもエキサイティングな時代に生きています!同時に、何が起こるか分からないという時代でもあります。勿論聖書には、最後にはどうなるのか書いてありますが、詳しくは分かりませんね。新型コロナもまだ各国で猛威を奮い、コロナ後も世界的に経済が低迷するかも知れません。

今日の賛美、”OCEANS”より

Oceansより

このワーシップソングはペテロの体験をもとに作られました。イエスを見続け、信頼して水の上に歩みだしたペテロ、しかし途中でイエスよりも周囲の状況や恐怖に飲み込まれてしまいました。
私たちもペテロのように、飲み込まれる寸前でイエス様に手を取られる!というような体験をするかも知れません。

パウロの勧め

そのような人たちに、主イエス・キリストによって命じ、勧めます。落ち着いて仕事をし、自分で得たパンを食べなさい。

Ⅱテサロニケ3:12

私たちは”今こそキリストの再臨が近いのかも知れない!”と浮足立つのではなく、落ち着いていることが大事です。心は、間もなく来られるイエス・キリストに向けつつ、日々の生活を続けましょう。

天国に対する誤解

天国に関する誤解

パリサイ人たちが、神の国はいつ来るのかと尋ねたとき、イエスは彼らに答えられた。「神の国は、目に見える形で来るものではありません。『見よ、ここだ』とか『あそこだ』とか言えるようなものではありません。見なさい。神の国はあなたがたのただ中にあるのです。」

ルカ17:20~21

天の国=神の国は4つあります。
天の国という呼び方はマタイの福音書に多いですが、彼はユダヤ人向けに書いたので、『神』という言葉をあえて使わなかったのです。ルカは異邦人に向けて書いているので「神の国」としていますが、どちらも同じことです。

神の国その1

①私たちのただ中にある神の国

私たちの心の中からスタートする「神の国」があります。バプテスマのヨハネも、「神の国が近づいた」と言いました。
本当に良い指導者が国のトップに立つと安心するものですが、神の国は神のご支配が及んでいる国です。それは当時、イエスがメシヤだ!と信じる者たち同士の心の中から始まります。

②イエス・キリストが用意されている天の住まい(空中再臨の際に行く場所)

イエス様が準備を進めて下さっている天の場所で、艱難期の前、一時的にクリスチャンが引き上げられ7年過ごす場所です。
霊の体を持って天で生活します。これがいつか・・ということですが、イエスが勝手に時期を決めるのではなく、父なる神のご一声を待っておられるのです。私たちもそれを待ち望んでいます!しかし、一旦それが来るともう、「恵みによる救い」の時期が終わってしまうのです。

③イエス・キリストが王となり、地球上で始まる千年間の王国

これを千年王国と言います。この時には花嫁となっていたキリストを信じる者たちも地上に戻り、再度地上で暮らすのです。

④永遠の神の国

千年王国が終わり、一旦天も地も消え去り新しくされます。これを新天新地と言います。この、天の市民権、国籍をぜひ取得しましょう!
どの様に取得すれば良いのでしょうか。まず、発行者は神ご自身です。教会に毎週通う、聖書を通読する、収入の10分の1を捧げる、伝道に努める、善行を積む・・・etc.こういった行いでは天の国籍は頂けないのです。私たち罪を持った者が、いくら刑務所で作業した所で救われません。

・イエス・キリストが私たちの身代わりとなって、十字架の上で私たちの罪を解決するために死んで下さった事実を受け取ること。
・ハデス(死後の世界。地獄ではない)から3日目に甦らされたイエス・キリストに、あなただけが救い主です!と心から信頼して、父なる神に祈ること。

これだけで良いのです。良い行いは信仰の結果に結ばれる良い実ではあっても、私たちの頑張りに意味は無いことを知りましょう。
天国人になれた証拠は、私たちの中に聖霊が内在して下さることです。

天国人としての生き方の勧め

兄弟たち、私に倣う者となってください。また、あなたがたと同じように私たちを手本として歩んでいる人たちに、目を留めてください。というのは、私はたびたびあなたがたに言ってきたし、今も涙ながらに言うのですが、多くの人がキリストの十字架の敵として歩んでいるからです。その人たちの最後は滅びです。彼らは欲望を神とし、恥ずべきものを栄光として、地上のことだけを考える者たちです。

ピリピ3:17~19

倣う者/ギリシャ語ではスムッミメーテースといい、共通の模倣者、一緒になって真似をする者、という意味があります。
スムッ・・・一緒に
ミメオマイ・・・真似る、つき従う

パウロが模範ではなく、パウロも「一緒に倣う者」の1人なのです。その反対の者にはピリピ3:18~19にあるように、最後は滅びが待っています。

国籍・市民権

しかし、私たちの国籍は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主として来られるのを、私たちは待ち望んでいます。

ピリピ3:20

国籍・市民権/ポリテーウマには、会話という意味があります。
私たちの会話の中に、天の御国のことが入っているでしょうか?!地上に生きながら、天の国についても考えましょう。

このためにこそ、あなたは召されました。キリストも、あなたがたのために苦しみを受け、その足跡に従うようにと、あなたがたに模範を残された。

Ⅰペテロ2:21

手本/ツポスには、打たれてついた型、刻印を打ちつけた時にできた凹んだ型という意味があります。キリストは私たちが救われるために、敢えて凹んだ生活をして下さいました。そのキリストに従って生きる事、それがこの時期にあって実に大切なことなのではないでしょうか。

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