7月5日:終末論-艱難に至る-

メッセージ

この預言のことばを朗読する者と、それを聞いて、そこに書かれていることを守る者たちは、幸いである。時が近づいているからである。

黙示(啓示)録1:3

終末論の学びは祝福となります。今回は艱難に至るそのスケジュールと、実現可能になった預言について聖書から見て行きたいと思います。

終末のスケジュール

使徒2章の五旬節の日から携挙の時までを教会時代といいます。今、私たちが生きている時代です。
既に艱難に向けての、産みの苦しみと言われる聖書に預言してある前兆があちこちで起こっていますし、これは次第に強烈になっていきます。

艱難の前半・後半

7年の艱難時代の幕開けは、反キリストがイスラエル及び色々な国と契約を結んだ瞬間からですが、その7年を更に前半と後半に分けることが出来ます。
キリストに立ち返る人たちへの迫害はありますが、後半は更に酷くなるでしょう。

キリストにある者たちは艱難の前に”携挙”、空中に一気に引き上げられキリストと会うこと、艱難には遭わないことが約束されていますが、その時期誰にも分かりません。イエスにも分からないのですが(マタイ24:36,マルコ13:32)、1つ考えられるのはローマ人への手紙11:25にあるように、『教会に属する異邦人の数が満ちた瞬間』と言えます。

イスラエル人の一部が頑なになったのは、異邦人の満ちる時が来るまでであり、こうしてイスラエルはみな救われるのです。

ローマ人への手紙12:25b

私たち異邦人の救いのため、ユダヤ人が頑なにされているとも言えます。

艱難の期間、7週とは?

70週→周

ダニエル書9:24~27を読むと「あなたの民とあなたの聖なる都について70週が定められている」とあります。艱難の期間は、反キリスト(偽メシア)が支配する最後の一周で、これは7年間のことです。
イエスがエルサレム再建から69週後に来られて、十字架上で死なれました。そこで既に483年は成就しています。残りの一週、7年が、まだ来ていないのです。

いつのエルサレム再建?!

エズラが教えた神の民としての生き方

エルサレム再建と言っても、ヘブライ人は捕囚されては戻り、また捕囚されては帰還していますので、「いつの再建なんだろう」、と思われると思います。
ユダヤ人の帰還はBD536、BD457、BD444と3回ありますが、このうち重要なのはBD457の帰還です。
ペルシャの王に許されてバビロンに捕囚されていたユダヤ人たちがエルサレムに帰還した時、大祭司アロンの子孫で、かつ律法学者であったエズラは、神の民が、神のトーラーを拠り所とした新しい信仰共同体を形成するために、多大な貢献をします。ここを起点として69週後つまり483年後のAD26にイエス様は公生涯をスタートさせます。

70週の内、69週までが既に終わったことです。

成就可能となった預言①-ロシアによるイスラエル侵攻-

多くの日が過ぎて、おまえは徴集され、多くの年月の後、おまえは、一つの国に侵入する。そこは剣から立ち直り、多くの国々の民の中から、久しく廃墟であったイスラエルの山々に集められた者たちの国である。その民は国々の民の中から導き出され、みな安らかに住んでいる。

エゼキエル38:8
エゼキエル戦争

エゼキエル戦争、と言われるこの戦争は、全編を通してゴグと言われているロシアとその連合軍がイスラエルを攻める戦いです。

成就可能となった預言②-すべての国がイスラエルに侵攻する-

この出来事は、ロシアによるイスラエル侵攻の後と考えられます、なぜならエゼキエル書38章、39章でこの戦いの戦後処理の記述がある一方、この出来事を記したゼカリア書12章にはそれがなく、戦いの終わりにはキリストの地上再臨が書かれているからです。
したがって、この戦いは最終戦争の可能性があります。(最終戦争は一般的にハルマゲドンと呼ばれています。

見よ、主の日が来る。あなたから奪われた戦利品が、あなたのただ中で分配される。
「わたしはすべての国々を集めて、エルサレムを攻めさせる。都は取られ、家々は略奪され、女たちは犯される。都の半分は虜囚となって出て行く。しかし、残りの民は都から絶ち滅ぼされない。」 主が出て行かれる。決戦の日に戦うように、それらの国々と戦われる。

ゼカリア書14:1~3

ハル・メギド(メギドの丘)は、終末の戦いに備えるために国々が終結する場所です。黙示録19:19~21を読むとイスラエルは大敗北をしますが、主の力によって奇跡的に勝利します。イスラエルに侵攻した軍勢はその後、神の怒りに触れて全滅するのです。

成就可能になった預言③-ユダヤ神殿の再建といけにえの儀式の再開、そしてその禁止-

第三神殿の建設・生贄の再開

ダニエル9:27には最後の7年間の事も預言されています。神殿が再建されなければ、預言は一歩進みません。

最近の考古学によって、岩のドームのある地点は、
ソロモンの神殿(BC586バビロンのネブカデネザルによって破壊されます。Ⅱ列王記25:1~21.Ⅱ歴代誌36:11~19
・ヘロデの神殿(ゼルバベルの神殿とも呼ばれ、バビロン捕囚から解放されたイスラエル人がBC516に再建しました。約500年後、ハスモン王朝ヘロデ王の時代に補修され、イエスたちが見たのはこの神殿です。AD70にローマ帝国によって破壊されました)
地図の地点とは若干ずれていることが分かりました。

現在、正統派ユダヤ人たちが再建したい第三神殿の場所はイスラム教徒の管轄になっており、岩のドーム(アル・アクサ)が建っています。この岩のドームを壊すことなく、神殿が建てられることが分かったのです。

ユダヤ式のいけにえは、AD70にストップしたままです。しかし聖書には、いずれユダヤ人が神に受け入れられない、正しくないいけにえを捧げるようになると預言されています。世の終わりにイエス・キリストを拒絶したままでいけにえが捧げられるには、そこにユダヤ式の神殿がないといけないのです。

イザヤ書66章8節

イスラエルが建国されたのも預言の成就でした

1800年代、『トム・ソーヤの冒険』を書いたマーク・トゥエインはイスラエルを訪れて、『イノセント・アブロード』にその時の感想を書きました。それによると、

「人里離れた砂漠、不毛な赤茶色の土の山、カペナウムの憂鬱な廃墟。こんな所で長生きさせられるよりは、悪魔の一つや二つ丸飲みにして溺死したほうがましだと思った」だそうです。

でも今や多くの産業があり、田畑も豊かなイスラエルは、大変な困難があったにもかかわらず1948年5月14日、国家として誕生しました。それは既に3000年前に預言されていたのです。
1967年には六日戦争でエルサレムを奪還しました。そこで、預言が進行する条件が整ったのです。
現代は、過去2000年のどの時代よりも、携挙や終末が近いと考えられます。

反キリストを受け入れる素地

しかし、いくら聖書に書いてあると言っても、そんなに上手くユダヤ人が反キリストを受け入れるだろうか?!と思われる方もいると思います。
聖書には、「メシアは神の御子である」という預言があります。

私がまた、夜の幻を見ていると、見よ、人の子のような方が天の雲とともに来られた。その方は『年を経た方』のもとに進み、その前に導かれた。この方に、主権と栄誉と国が与えられ、諸民族、諸国民、諸言語の者たちはみな、この方に仕えることになった。その主権は永遠の主権で、過ぎ去ることがなく、その国は滅びることがない。

ダニエル7:13~14

当時のユダヤ教指導者がマルコ14:61で「おまえは、ほむべき方の子キリスト(メシア)なのか。」と聞いているのは、このダニエル7:13を知っているからです。

神の子を受け入れない

イエスは「わたしが、それです」とお答えになりましたが、彼らはそれを拒否しました。
現代のユダヤ人も、それを否定しています。
イエスがメシアでないことの根拠の1つに、「彼は自分を神の御子だと主張した」と言うのです。

わたしは、わたしの父の名によって来たのに、あなたがたはわたしを受け入れません。もしほかの人がその人自身の名で来れば、あなたがたはその人を受け入れます。

ヨハネ5:43

彼らは「人間であれば、誰がメシアであるのか、そうでないのかが分かるのですか?」という問いに、「神殿を再建することを導かれる方だ」と答えます。
反キリストを受け入れる素地ができているのです。

艱難の前半3年半

艱難の内容については、今回は詳しくしません。

7つの封印

最初に7つの封印がしてある巻物が出て来ます。6つ目まで、1つ解くごとに状況に変化があり、7つ目が解かれた時に7つのラッパが登場します。

7つのラッパ

6つ目まで、1つ吹かれるごとに災害が起こります。7つ目が吹かれた時に7つの鉢が登場します。
と訳されている言語は「」で、イエス様が「父よ、みこころなら、この杯をわたしから取り去ってください」とゲッセマネの園で祈られた、あのと同じ言葉です。

艱難の後半3年半

7つの鉢

神の憤りが満ちている7つの金の鉢が1つ注がれるごとに、更なる大災害が起きます。7つ目の鉢が注がれる際は、地上再臨の時です。

キリストの地上再臨

オリーブ山の上にキリストが地上再臨されます。山が東西に裂けるという地殻変動があるとゼカリヤ書14章に書いてあります。この文字通り天変地異が起こると、イエス・キリストが栄光の王として、天の軍勢と共に地上に来られるのです。

地上再臨

そのタイミングは、ユダヤ人の民族的な悔い改めがおこった際なのです。

千年王国の始まり(黙示録20:2)

千年王国に入る者は、教会時代にキリストを信じたキリスト者、7年の艱難時代にイエスをメシアとして受け入れ、迫害に遭って亡くなった人々、後は、恐らく反キリストだが戦わずに生き残った人々、その子孫たちです。
栄光の体に変えられているキリスト者と、そうでない人々が共存する状態ですが、この千年間はサタンは底知れぬ所(アブッソス)の中に入れられており活動は出来ません。

千年王国

聖書は、既に成就した御言葉で満ちています。しかしまだこれから成就する預言でも満ちています。
7年の艱難に向けて、今も産みの苦しみが世界各地で起こっており、それがもっと強くなって行くでしょう。艱難がいつ始まるかは分かりませんが、異邦人の時が満ちるその時まで、1人でも多くの方が主イエスを知り、この方に信頼を置くことが出来るように御言葉を伝えていきましょう。

まだ主イエスのことを知らない方も、これを機会にイエス・キリストと個人的な繋がりを持つことをお勧めします。救い主、イエスにぜひ信頼しましょう。

※詳しい音声と動画はこちらから。パスワードは webcha です。

コメント