9月5日:死後の世界④ ハデスからの救出

メッセージ
死んだ人に救いはあるのか?!

聖書を知らずに、ひょっとしてハデースに行ってしまったかもしれない私たちの先祖たち、大切な人たちのために、イエス・キリストが成し遂げてくださった救い、預言とその意味と方法など、聖書に基づいて考えてみましょう。
※より詳しい音声はYOUTUBEでお聞きください。

死んだ後は?

死後の世界③のおさらいです。
私たちは死後、どこへ行くのでしょうか?聖書を読むと『死』という場『ハデス』という場があるという気がします。

それで私は、この方を見たとき、その足もとに倒れて死者のようになった。しかし彼は右手を私の上に置いてこう言われた。「恐れるな。わたしは、最初であり、最後であり、 生きている者である。わたしは死んだが、見よ、いつまでも生きている。また、死とハデスとのかぎを持っている。

黙示録1:17-18

イエス・キリストに信頼していない人が亡くなった場合、まず死という”場”を通り、ハデースという”場”へ。その後に白き御座の裁きがあり、最終的にはゲエンナ(ゲヘナ)という”場”に至るとお話しました。
ハデースで苦しむ原因は、肉体を失ったにも拘らず感じる様々な苦痛以上に、精神的な苦痛、切なる願いや悲しみの苦痛の方が大きいのではないか、そういったこともお話しました。

ハデスとは

自分の親族が、友人が、こんな苦しいところへ来て欲しくないと願うのに、それを伝えるすべが100%無い世界・・・。
ハデースという言葉は新約聖書に11か所ほどあります。
「見えない死者たちの、霊魂の置かれている世界」、「見えない場」であり、そこで霊魂は後悔したり、反省したりすることも聖書に書かれている”死後ハデースへ行った金持ち”の話しを読むと分かります。
そこで金持ちは自分のことを思うのではなく、徐々に残された家族達のことを思うようになりました。
改心の場なのです。

イエス・キリストが明らかにされた事実

カペナウム。どうしておまえが天にあげられることがありえよう。ハデスに落とされるのだ。おまえの中でなされた力あるわざが、もしもソドムでなされたのだったら、ソドムはきょうまで残っていたことだろう。

マタイ11:23

カペナウム。どうしておまえが天に上げられることがありえよう。ハデスにまで落とされるのだ

ルカ10:15

これらを読んで分かるのは、カペナウムはゲエンナ(ゲヘナ)、つまり最終的な滅びの場所まで一気に落とされるのではないという事です。
もし、もうチャンスがないのならゲエンナで良いではないでしょうか?つまり、回心(神の方へ向き直る)し、救われるチャンスがハデースにはあるということではないでしょうか?!

どうやってハデース行きを免れる?

ハデースの門は滅びに至る門です。
その門は広く、そこへ一旦入ってしまえば私たちの力では戻ることは出来ません。私たちはハデースの鍵を持っていないのですから。
今、私たちが何もしなければ、ベルトコンベアに乗って運ばれて行くように、ここへ向かって行きます。

ハデースの門に打ち勝つ方法、それはただ1つ。
心でイエス・キリストに信頼し、口でそれを言い表すだけです!

なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われるからです。
人は心に信じて義と認められ、口で告白して救われるのです。
聖書はこう言っています。「彼に信頼する者は、失望させられることがない。」

ローマ人への手紙10:9-11

ぜひ、「イエスが生ける神の御子、キリストです!」と、、信頼して下さい。
そうすればこの、滅びに至る門へ向かっているベルトコンベアから下りることが出来、天の御国へ入ることが出来るのです。

イエス・キリストの強い勧め

 イエスは彼に言われた。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。

ヨハネ14:6

狭い門から入るようにと勧めています。この門こそイエス・キリストです。
宗教ではありません。
イエス・キリストを『いのち』として選ぶこと、これしか無いのです。

天の御国に向かう道も、真理も、ただ1つです。

アブラハムも目を疑った事実!

あなたは私のたましいをハデスに捨てて置かず、あなたの聖者が朽ち果てるのをお許しにならないからである。

使徒2:27

あなた(父なる神)は私(イエス・キリスト)のをハデース(シェオールの下部)に置き去られず、あなた(父なる神)の聖なる者(イエス・キリスト)の腐敗を見ることを許さないからである。

使徒2:27 笠原訳

聖者とはイエスの体を意味しています。
人間の理性では考えられない方法、人間の理性を超えた預言、受け入れがたいご計画を、聖霊は明らかにされました。

十字架上の7つのことば

朝の9時から昼の3時まで、十字架に掛られながらイエスは7つの言葉を発されました。正午からは太陽も消え、真っ暗闇の中で、何の罪にも認められない方が、苦しみと渇きの極みを体験されたのです。
それはハデースにいる全人類のための苦しみも、経験して下さったのではないでしょうか?!

この方こそが私たちのメシアだ、とそう信頼しましょう。
イエスの霊魂は死なず、生きたままハデースまで遣わされたのです。

使徒たちが命を懸けて伝えた中核

使徒たちはイエスの証人です。殉教してもいい!という覚悟で、イエスの死と復活を伝えていました。

あなたがたは、神の定めた計画と神の予知とによって引き渡されたこの方を、不法な者の手によって十字架につけて殺しました。
しかし神は、この方を死の苦しみから解き放って、よみがえらせました。この方が死につながれていることなど、ありえないからです。
私たちはみな、そのことの証人です。

使徒2:23,24,32

あなたがたは、いのちの創始者を殺しました。
しかし、神(ヤハウェ)はこのイエスを死者たち(ハデース)の中からよみがえらせました。私たちはそのことの証人です。

使徒2:23,24,32 笠原訳

イエスがメシアです!父なる神の保証があり、義の宣言がされたのです。

この人たちは、ペテロとヨハネが民を教え、イエスのことを例にあげて、死者たち(ハデース)の中からの復活を宣べ伝えているのに、困り果て、

使徒4:2 笠原訳

ハデースから復活された!

イエスは『死』からよみがえられたのではありません。『ハデース』からよみがえらされたのです。
それは、ハデースにいる霊魂を救出するためで無くて何でしょうか。

死人たちが神の子の声を聞く時

まことに、まことに、あなたがたに告げます。わたしのことばを聞いて、わたしを遣わした方を信じる者は、永遠のいのちを持ち、さばきに会うことがなく、死からいのちに移っているのです。
真実を、最も真実に、あなたがたに告げる。ハデースにいる死人たちが神の子(イエス)の声を聞く時が来る。まもなくだ。そして、聞いて理解する者は生きる

ヨハネ5:24-25 笠原訳

私たちは既に死からいのちに移されています。死人たちが神の声を聞く、というのは未来形です。
今直ぐではないのです。そして、聞いて理解する者は「生きる」というのです。

まもなく、というのは十字架の後ハデースでということなのです。
死者たちがイエスの御言葉を聞き、そして理解する者は生きるという時が来ます。

イエスの権限;いのちか裁きか

それは、父がご自分のうちにいのちを持っておられるように、子(イエス・キリスト)にも、ご自分のうちにいのちを持つようにゆだねられたからです。

ヨハネ5:26 笠原訳

そして、父はさばきを行う権限を子に与えられた。子は人の子だから。

ヨハネ5:27 笠原訳

ダニエル書の預言によると、「人の子」とは輝く栄光のうちに地上再臨し、サタンと反キリストの軍勢を倒した後、全治を治められる王の王のことであると書かれています。

私がまだ、夜の幻を見ていると、見よ、人の子のような方が天の雲に乗って来られ、年を経た方のもとに進み、その前に導かれた。
この方に、主権と光栄と国が与えられ、諸民、諸国、諸国語の者たちがことごとく、彼に仕えることになった。その主権は永遠の主権で、過ぎ去ることがなく、その国は滅びることがない。

ダニエル7:13-14

どちらを受け取る?いのちか裁きか

真実を、最も真実に、あなたがたに告げる。ハデースにいる死人たちが神の子(イエス)の声を聞く時が来る。まもなくだ。そして、聞いて理解する者は生きる

ヨハネ5:25 笠原訳

それは、父がご自分のうちにいのちを持っておられるように、子(イエス・キリスト)にも、ご自分のうちにいのちを持つようにゆだねられたからです。

ヨハネ5:26 笠原訳

そして、父はさばきを行う権限を子に与えられた。子は人の子だから。

ヨハネ5:27 笠原訳

繰り返しになりますが重要なことです。
ハデースにいる人たちが、イエスの御言葉を聞いて理解し、生きるようになります。『いのち』を受け取る人たちがいるのです!

このことに驚いてはなりません。墓の中にいる者がみな、子(イエスの声を聞いて(未来形)出て来る時が来ます。
良いことを掴んだ者は、よみがえっていのちを受け、悪を繰り返し習慣的に実行した者は、よみがえってさばきを受けるのです。

ヨハネ5:28-29 笠原訳

皆さんがお持ちの聖書は『善を行った者』とあると思います。しかし、死んでいるのにいつ善を行うのでしょう?既にハデースにいるのに、善を行うことは出来ません。
これは、イエスこそがメシアなんだ!ということを、ハデースにいる時に「つかむ」ことです。

『繰り返し悪を行う』とは、福音を聞いたにもかかわらず、やはりイエスのことを信じないという事です。すると、裁きを受けることになります。
どちらもハデースにいた霊魂に与えられる体を持って、よみがえることになるでしょう。

信じられない!驚くべきこと!

イエスは霊魂において生きたまま、ハデースへ遣わされました。そして救いの喜びの知らせを宣べ伝えられました。

キリストも一度罪のために苦しまれた。正しい方が悪い人々の身代わりとなった。それは、肉においては殺され死(の場)に渡され、霊においては生きたまま、私たちを神のみもと(天)に導くためでした。
その霊において、キリストは獄(ハデース)にいる霊魂たちのところに遣わされて救いの喜びの知らせを宣べ伝えられた

Ⅰペテロ3:18-19 笠原訳

亡くなった人たちが救われる為に、イエスが遣わされたことが聖書には書いてあります。
聞いて理解し、心で信頼し、イエスが救い主だと口で言い表す者は『生きる』のです。

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