私たちが実を結ぶのを阻む「いばらとあざみ」。その起源と、意味と、解放について学びあいましょう。
起源についての誤解
創世記3:17~18/また、人に言われた。「あなたが妻の声に聞き従い、食べてはならないとわたしが命じておいた木から食べたので、大地は、あなたのゆえにのろわれる。あなたは一生の間、苦しんでそこから食を得ることになる。大地は、あなたに対して茨とあざみを生えさせ、あなたは野の草を食べる。」
この箇所を読むと、アダムとイブが罪を犯したから茨とアザミが生えてきたように感じてしまいますが、そうではありません。創造の3日間に、神は茨もアザミも既に創造されていました。(創世記1:11~12)
茨やアザミの棘は3400万年前の地層から化石となって出てきています(この年代は間違っているかも知れませんが!)。元々は棘のある種類ではなかったのかも知れませんね。
最近頂いたご質問に、『新型コロナウィルスなど、神様は現代になっても新しい種類を創造されるのですか』というものがありましたが、創造の3日間以外で新たに神様に造られた主はありません。その逆、昔はいたけれど今は絶滅してしまった生物ならいたでしょう。
ウィルスも神によって造られました、そして色々な生物と共存しています。
聖書の中の、食物規定(英語、ヘブライ語:コウシャ)
レビ記11:4~8には食べてはいけない、触れてもいけない物が沢山出てきます。長いこと、この規定はユダヤ人のもので、イエスを信じた人は何を食べても大丈夫だと思ってきました。(使徒の働き10:11~16)しかし、今回の新型コロナウィルスにあって、このレビ記に書かれているものが食物として中国の市場で売られていたというのは偶然でしょうか?
以前流行したSARSは、やはりコウモリからラクダにうつり、排泄物、肉などから人に感染したことが分かっています。
上の表で赤で囲ってあるのはラクダです。その他、コアラ、狼の子、オオサンショウウオ、ネズミ、クジャク等々も売られているそうです。
元々イノシシの病気だった”アフリカ豚コレラ(トンコレラ)”も中国で発生しました。
20世紀のパンデミックの多くは何れも鳥を媒介したものが多かったのですが、レビ記には食べてはけない鳥の規定もあります。
レビ記11:13~19にある規定を見ると、猛禽類、渡り鳥、野鳥、そしてコウモリが入っていることに気付かされます。 鶏やウズラなどの家禽に対して強い病原性があり、感染した鳥の致死率が高い高原病性鳥インフルエンザは、渡りをする水鳥(この鳥自体は自然界でこのウィルスを保有している個体なので、大丈夫) からうつったと言われています。
ウィルスの殆どは、動物、とくに野生動物が保有していて、彼らは平和的に共存しています。それが人に感染すると、キラーウィルスとなり攻撃してくるのです!
オオコウモリからは58種類のウィルスが発見されています。げっ歯類、タヌキ、蛇、アカゲザル、犬や猫にも同じウィルスがいます。
コウモリが起源の病気として有名なのは狂犬病ですが、そのほかにもヘンドラウィルスやニパウィルスなどがあります。(以下の画像を参照されてください)
世界には色々な食文化があり、今回特にそれを否定するものではありませんが、神様が下さった律法には私たち人間を感染症から守るための規制が多くあるのではないかと思わされます。
茨の冠
へブル2:9/ただ、御使いよりもわずかの間、低くされた方、すなわちイエスのことは見ています。イエスは死の苦しみゆえに、栄光と誉れの冠を受けられました。その死は、神の恵みによって、すべての人のために味わわれたものです。
イスラエルの茨は棘が長いのだそうです。茨の冠は嘲り、侮辱、恥、悪と呪いの象徴でした。
生活の中に生え、祝福を塞ぐいばら
祝福に至らない状態とは?!
①世の心遣いと霊の惑わしとが御言葉を塞ぐので、実を結ばなくなる。
②ユダヤ教の律法規定として生きる呪い
へブル6:7~8を読んでみてください。◎◎しなければ、◎◎すべきだという規定としての律法は、『すべきなのに、出来ない』という呪いになってしまいます。
ガラテヤ3:13には、キリストが私たちを律法の呪いから贖い出してくださいましたとあります。私たちに代わって、呪われた者となって下さったのです。
律法とは
私たちの生きる指針、生きる虎の巻(トーラー?!)です。これをルールとしてみるのがユダヤ人ですが、指針として受け取るならば祝福となるのです。
モーセ五書は”ヤーラー”という語源ですが、これは「的をまっすぐに射抜く」という意味です。的を得た人生を歩むために律法があります。
詩編119:1/幸いなことよ 全き道を行く人々 主のみおしえに歩む人々。
箴言28:9/耳を背けておしえを聞かない者は、その祈りさえ忌み嫌われる。
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