新改訳聖書・共同訳聖書・・・バチカン写本、シナイ写本を使っています。これらはエルサレムより遠く離れた場所であったり、またその内容が粗悪で、研究者の中からも「ゴミ」であると言われています。
AD400年前には旧約聖書が完成しました。その前、1500年に渡って書き続けられてきたものです。オリジナル(原本)は既に失われています。
<シナイ写本>
1844年に発見されました。AD4中頃に書かれた最古の写本です。70人訳聖書の一部の他、唯一初期の新約聖書のすべてを含んでいる。改ざんの合計は9千近い。
「シナイ写本は、少なくとも十人の別々の改訂者によって行われような改ざん(明らかに修正が行われたという性質の改ざん)だらけです。」1864年、F.H.A.スクリブナー博士著『シナイ写本の完全な検証』より
F.H.A.スクリブナー博士:非常に学識のある神の人であり、新約聖書の写本および聖書本文の歴史に関し、当時もっとも有能で卓越した本文批評学者だった。TR編集委員の一人だったが、その後、聖書の改竄をしようとする意図のある者たちから投票によって委員会から追い出された。
<バチカン写本>
福音書だけでも1491回以上、単語や節全体を削除している。すべてのページに、不注意な書き写しの痕跡がある。(合計7578語の改竄がある)
・少なくとも2877語を削除。
・536語を付け加えている。
・935語を置き換えている。
・2098語を転置している。
・1132語を修正している。
バチカン写本とシナイ写本は、現存する写本全体のうちの99パーセントの写本と異なっているだけでなく、写本同士の間でも異なっている。
<レビ系ユダヤ人写本学者たちの厳格な規定>
①記憶では書かない。
②神(エローヒーム)という語を書く前にペンを恭しく拭う。
③イェホバという字を書く前に、聖なる御名が汚されないために全身を洗って清める。
④どの単語も文字も数が数えられた。もし他の文字と文字が重なっていたり、数が違っていればその写本は全体が廃棄された(巻物状であるため)。
旧約聖書 | 底本と翻訳 | 評価 |
---|---|---|
死海写本 | 1947年にクムラン教団の洞窟から発見された。マソラ本文と同一(ただしイザヤ書全文のみ) | ○ |
マソラ本文 | イザヤ書が死海写本と同一。全体が信頼されている。神が歴史を通じて保持して来られた真の旧約聖書 | ◎ |
70人訳 | 昔のギリシャ語訳で、間違いが多い。逐次訳 | × |
KJV | マソラ本文を使っている。英語。信頼性は高いが一部誤訳もある。 | ○ |
NKJV | マソラ本文からの翻訳を改善 | □ |
現代訳(+日本語訳) | ビブリア・ヘブライカ・クインタ(+一部70人訳) | △ |
新改訳 | 脚注異本などで、改謬チェック。2017年度版は問題が多いです。 | △ |
新共同訳 | ビブリア・ヘブライカ・クインタ、外典は70人訳。カトリック的です。 | △ |
新約聖書 | 福音書+公同書簡以外 | 公同書簡 | 黙示録 | 総合 |
---|---|---|---|---|
(失われたギリシャ語原典) | ビザンチン型 | ビザンチン型 | 有 | ◎ |
Texus Receptus(1516年印刷) | ビザンチン型 | ビザンチン型 | 有 | ◎ |
ルター訳(1545年) | ビザンチン型 | ビザンチン型 | 有 | ○ |
KJV(1611年) | ビザンチン型 | ビザンチン型 | 有 | ○ |
NKJV(1982年) | ビザンチン型 | ビザンチン型 | 有 | ○ |
アレキサンドリア写本(A)5C | ビザンチン型(福音書のみ) | アレキサンドリア型 | 有 | × |
シナイ写本4C | アレキサンドリア型 | アレキサンドリア型 | 有 | × |
バチカン写本4C | アレキサンドリア型 | 無し | 無 | × |
Nestle Aland(ネストレ・アーランド 1913年) | アレキサンドリア型 | アレキサンドリア型 | 有 | × |
米国現代訳(NIV、リビングバイブルなど) | アレキサンドリア型 | アレキサンドリア型 | 有 | × |
日本語(文語・口語・新改訳(※)など) | アレキサンドリア型 | アレキサンドリア型 | 有 | × |
日本語(新共同訳) 故意の誤訳多い | アレキサンドリア型 | アレキサンドリア型 | 有 | × |
<ビブリア・ヘブライカ>
・ルドルフ・キッテル編纂・・・彼は、×反ユダヤ主義 ×ユダヤ人を軽蔑していた ×敬虔なクリスチャンではなかった ×キリスト教の否定 ×旧約聖書の霊感を否定 ×新・旧聖書を否定 ×異端者たちを受容したので、その教えで満ちている→これをもとに、アキラ版、シマカス版、テオドシウス版etc.聖書が作られた。
<マソラ本文(MT–the Masoretic Text)>
ヤコブ・ベン・ハイーム編纂・・・旧約マソラ本文に基づく聖書はKJVと、ユダヤ聖書(タナハ–TanachまたはTanakh)のへブル語テキスト(本文)で、ユダヤ正典。
<現代版聖書とその編集者たち>
聖書の逐語・無謬の霊感を否定し、神のことばと信じない、というキリストの根本教理に大胆に反対する聖書が出来てしまったのは、不可知論者との共著となったから。ex)カトリック的統合、エキュメニカル運動
・聖書は神話や伝説、誇張や民話を含む/外典は霊感で書かれた。/聖書の逐語霊感を否定/聖書の正典を疑う/聖書の無謬の霊感を否定/聖書を神のことばと信じない/聖書の摂理的保持の教えを否定/進化論他、カトリック独自の教義を推進
2009年:モルモン教の教職者をビブリア・ヘブライカの第5版の編集に加えてしまったため、その思想・信念が加わった「ビブリア・ヘブライカ・クインタ(BHQ)」が、その後世界中の140の団体で使用されている。
<聖書改ざんの歴史 -神に敵対する闇の勢力->
創世記2:17/あなたは必ず死ぬ(神)
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創世記3:4/”決して死にません”・”目が開かれて”(サタン)
サタンがここで、神のことばを真反対に改ざんしました!
マタイ4章ではサタンがイエスに①肉の欲(石をパンに)②心・精神へ(下に身を投げてみなさい)③霊へ(ひれ伏して私を拝みなさい)誘惑した。サタンという名前はゾロアスター教に由来するもので、本来の意味は『告発者、邪魔する者、逆らう者、敵対する者』という意味。
ヘブル11:3/信仰によって、私たちは、この世界が神のことばで造られたことを悟り、したがって、見えるものが目に見えるものからできたのではないことを悟るのです。
ヘブル1:2~3/神は、御子を万物の相続者とし、また御子によって世界を造られました。御子は神の栄光の輝き、また神の本質の完全な現れであり、その力あるみことばによって万物を保っておられます。
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